伝えたつもりで伝わっていないのはあなたに責任がある。
物事を伝えたのに、相手が正しい行動を取ってくれなかった、ということは誰にでも経験があると思います。
なぜ、齟齬が生まれるのでしょうか。
なぜ、相手は分かってくれないのでしょうか。
相手の理解力がないから?
相手の頭が悪いから?
この疑問に対して、最も解決しうる答えを僕が用意するのであれば、
それは「あなたの伝え方が悪いのではないか」です。
あなたは完璧に伝えたつもりかもしれませんが、本当に欠点なく、分かりやすく相手に伝えましたか?
相手の立場、考え方、知識量などを考慮した上で伝えましたか?
相手があなたの意図を理解したか確認しましたか?
あなた自身が本当に相手に理解してほしいのなら、理解してもらえるように伝えなければなりません。
相手の理解力を考慮した上で伝えましょう。
あなたはあなたの中で分かりやすく伝えようとしているかもしれませんが、相手も同じ状況なのでしょうか。
例えば、知識のある方は知識のない方を理解することが難しくなります。
自分の中の「常識」は全ての人間の「常識」でしょうか。
8割の人間が「常識」だと答えても、伝えようとしている相手は残りの2割かもしれません。
また、確認する際に、伝えた際に「分かった?」と聞くかもしれません。
しかし、この問いだけでは不十分なのです。
相手に「何を分かったか説明してみて」と聞いてみてはいかがでしょう。
あなたの言葉伝わり、相手が本当に理解しているならば、相手の答えに納得できるはずです。
あなたが立場が上の場合など、「分かった?」と聞かれれば、相手は思わず「分かった」と答えてしまっているかもしれません。
もしくは逆に、あなたへの信頼がなく、聞き流しているのかもしれません。
本当に分かってほしいのなら、分かってもらえるように伝えなければ伝わりません。
相手との間に齟齬が生まれた場合、まずはあなた自身の行動を振り返ってみましょう。